『全力アイドル宣言♥』すばらしい〜


モンストアニメ ダルタニャンのアイドル宣言 ED「全力アイドル宣言♥」

 

お久しぶりの更新となってしまいました。

そんななかでこの曲を聞いてまた記事を書いてみようと思います。もちろんモナカ楽曲の大ファンですので、新曲が出るたび欠かさずチェックしていました。この曲、とにかく良いのです…なぜ良いのか自分なりに解釈してみます。

 

まずこのアニメ『モンソニ! ダルタニャンのアイドル宣言』、脚本はアイカツ加藤陽一さんが担当されており、そして作風も「アイカツ!」です。

そしてこの『全力アイドル宣言♥』です。作詞こだまさおりさん、作編曲モナカ田中秀和さん。自分はこの曲を初めて聴いた時、アニメの映像も相まって即カレンダーガールでした。もうなんか完全にオタクなんですけど、今カレンダーガールを作ったらこうなるのかな…って余計な想像までしてしまうくらい。まず、これが良かった。

楽曲解説…といったことはとてもできませんので、厳密なことは他の方におまかせして、所感なんですけども、まずイントロ〜Aメロのセプテンバー感のあるコード


Earth, Wind & Fire - September

IVM7からIIIm7を経てIIm7、サブドミナントで着地する浮遊感の繰り返し、それで、最終的なVIm7 が折り返しではメジャーのVI7になってるあたりとか…。

メロディのパート分け、ハモリ方もほんとに完璧で、シンコペーションも心地よいです。素晴らしい。あとAメロ終わりの方(かた)の歌声がめっちゃ好きです。

 

Bメロ、このあたり田中さんだ!ってなりました。augコードで一気に掴まれる感じ。モーションの経過音として用いられることが(一般的にも)多い気がするんですけど、強拍で来るとおお!てなりますよね。そしてこのコード全く聴き取れる自信がないです…。IVaug/bIII という感じでしょうか。 IVaugはVIaugと構成音同じなので、VIの裏コードとして見たルートのbIIIでVIaug/bIII が妥当かな…?一見仰々しいコードの解釈は代理、裏といったふうな読み替えをすることで役割を明確にできて、もととなる和音か分析できると面白いかなと思います。正解かどうかは置いといて…。

コード進行は VIaug/bIII IIm7 V7 I Iaug といった感じで、半音の動きを入れつつツーファイブで着地してますね。

それで、サビ前のVaug の中毒性…。サビのコード的にはいつもの王道のカノン進行変化版のような感じで、でもメロディがグンバツに良いですよね。ところで要所で入るVaugが本当好き。隙あらばバンバン、というよりここで欲しい!というところでピンポイントで癖になるところで使われてますよね…本当にすごい…。

 

 

 

これと、モナカ石濱翔さんの『Kawaii make MY day!』もとっても良くて、アイカツの音楽が好きな方が聞いていないわけがないのですが、アイカツの音楽が好きな方におすすめです。
この曲はこちらの記事でとても詳しく解説されています。たいへん勉強になります。

Kawaii make MY day! コード進行解説 - おしゃれコードレッスン(仮)

詳しく見てみると自分が思った以上にモナカ的コードのオンパレードですね…。だいぶaug やハーフディミニッシュ でした。こうしてコードを見ると理論的には難解そうなんですけど、それをまったく意識させずキャッチーに聞かせているのが素晴らしいです。やはり根幹は王道な進行で、要所の意外性ですよね…。

 

なんとも中途半端な、楽理分析というほどでもないし、にしては用語多くて、あとシンプルにボキャ貧というただ読みにくいだけの記事となってしまいましたが、またぼちぼち更新したいと思います。

Colorful Express

 

Peppertones vol.1 - Colorful Express(韓国盤)

Peppertones vol.1 - Colorful Express(韓国盤)

 

 01. Ready, Get Set, Go! (radio edit)  ★
02. Superfantastic ★
03. 세계정복
04. April Funk (june mix)
05. Bike
06. 잠든 도시의 미로
07. Heavy Sun Heavy Moon
08. Colorful
09. High Romance
10. Fake Traveler
11. 남반구
12. Everything is OK
13. High Romance (radio edit)
14. Ready, Get Set, Go! (full version)

Peppertonesのアルバム。1stアルバムになるんですかね。以前も触れました。

New Standard - おこめ日記

 

前述の記事のとおり韓国のグループでありながら日本の菅野よう子Cymbalsなどの影響を色濃く受けたバンドで、とくに『Ready, Get Set, Go!』はこのあたりが垣間見えますね。さわやかなメロディーにコード感のあるリズムのキメが直感的に気持ちがいいです。とくにアルバム全体を通してリズムがベースと相まって非常にいい仕事をしてます。『Superfantastic』『Bike』あたりのセンス…。トラック6〜8はインスト曲で、曲名全然読めませんがトラック6の曲はフュージョンで嬉しい。個人的には全体的にこちらのアルバムのほうが好み。独特なCymbalsのエッセンスを取り入れた楽曲で、かつ自らの独自性のある作風がすでに確立されている気がします。

フォトカツ!EP01

 

スマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』スプリットシングル フォトカツ!EP 01

スマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』スプリットシングル フォトカツ!EP 01

 

 (暫定)

  1. 夏色バタフライ 
  2. GLAMOUROUS BLUE ★8
  3. きらめきメッセンジャー 
 
アイカツソーシャルゲームフォトカツ発のスプリットシングル。最新作です。前作の記事はこちら

ナツコレ - おこめ日記

ジャケットがセンスありすぎますね。購入しないとわからないんですが、ちゃんとCDのディスクもレコードになってるんですよ。感心しっぱなし。


【アイカツ!フォトonステージ!!】オリジナル新曲「GLAMOUROUS BLUE」プロモーションムービー

『GLAMOUROUS BLUE』に言及するための記事です。作編曲はMONACA石濱翔さん。アイカツの石濱さんといえば、ブラスアレンジやキラキラした編曲が印象深いので、こういった曲は新鮮でした。楽器の数が少ないぶん一つ一つの丁寧さが際立っていると思います。相変わらずベースのグルーヴ感がかっこいいし、弦楽器のアレンジもすごく丁寧で。演奏の素晴らしさがより引き立ててます。MONACA楽曲はサウンドの生感でだいたい判別できますね。楽曲はBメロの短三度転調とかもうお家芸!って感じです。キーがE♭→G♭→E♭でそういえば『Tulip』と全く同じ調の動きですよね。CDでフルで聞いてみると最後の間奏、Dメロ、落ちBメロ、ラスサビ…の流れでぐっときます。石濱さんのDメロは毎回仕掛けがあってフル版を聴く楽しみのひとつになって嬉しいです。たまに唐突なメロディだなと思う時もあるんですけど。

 

あと個人的に初めて聴いたときRound Tableの『Groovin' Magic』を思い出しました。これも好き。


Groovin' Magic - Round Table feat. Nino

 

石濱さんは昨日ゲーム内で発表されたデレステの新曲も担当されていて、そちらも素晴らしいです。フル早く聴きたい。シンプルなメロディーに凝ったコードワークの妙が持ち味ですよね。ぱっと聴いた感じでもオンコードが多いような印象で。素晴らしい。

松浦亜弥ベスト1

 

松浦亜弥ベスト 1

松浦亜弥ベスト 1

 
  1.  ♡桃色片想い♡ ★7
  2. Yeah!めっちゃホリディ ★9
  3. LOVE涙色
  4. 奇跡の香りダンス。
  5. ね〜え? ★7
  6. 100回のKISS
  7. ドッキドキ!LOVEメール ★8
  8. 渡良瀬橋
  9. I know ★9
  10. 笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜
  11. 風信子(ヒヤシンス)
  12. GOOD BYE 夏男
  13. トロピカ〜ル恋して〜る
  14. ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)
  15. 草原の人(TSUNKU♂ Mix)
  16. 可能性の道(2005 Version)

(暫定メモ)

 

ベストアルバム。

『♡桃色片想い♡』シャンプーの曲ですね。これリアルタイム当時はそんなに好きじゃなかったです。久しぶりに聞くと印象違った。サビ前半のコードが好きです。I IM7 IV IVm こんな雰囲気。これに沿ってストリングスが下降してますね。ストリングスいい。半音で動いてるのがツボで、たとえば4536進行でも3がIIIm7-5になってて内声が半音で下降してると嬉しいです。この曲、他のところで良いんだけど何で良いかわからないところがあって勉強不足を痛感します。また後で聞いたらさらに印象違うかもしれない。

『Yeah!めっちゃホリディ』歌詞もメロディもアレンジもキレがすさまじいです。とくにアレンジは一切スキがなくて恐れ入る。最初のサビ〜Aメロ間の間奏が一番好き。同主調借用のVm/♭VIIでしょうか。ベースの動きが肝ですね。こういうコードでキラキラしてるイントロ大好きです。『冒険でしょでしょ?』みたいな。

『LOVE涙色』編曲渡部チェルさん。

『ね〜え?』サビのメロディが抜群にキャッチーで良い〜。編曲が小西康陽さんでピチカートのセルフパロディっぽい。

『ドッキドキ!LOVEメール』これがデビュー曲なんですね。IIIm7-5 VI7(♭9) とかめちゃ好きです。(移動ドの)シ♭が好きな傾向がみられます。
『I know』これカップリング曲と思いませんでした。コード進行とブラスアレンジ素晴らしい。

『草原の人(TSUNKU♂ Mix)』ドラムの音がRolandの古き好きハード音源ぽい。


随時追記します

ひなビタ♪ Five Drops 01 -sunny orange-

 

ひなビタ♪ Five Drops 01 -sunny orange- 山形まり花

ひなビタ♪ Five Drops 01 -sunny orange- 山形まり花

 
  1. 恋とキングコング ★10
  2. neko*neko ★9
  3. ぽかぽかレトロード ★9
  4. クラゲファンタジーソーダ ★7
  5. jet coaster☆girl~まり花edition~ ★6

 

ひなビタ♪のキャラクターソングアルバムです。音楽がテーマの作品なので、キャラクターごとの好みの傾向が反映されていて、こだわりが垣間見えていい感じです。山形まり花はバカラック、ルグランに傾倒した渋谷系担当とのことで、とくに琴線に触れる楽曲が多いうえ、なにより担当がササキトモコさん!すばらしい。傾向としてはいわゆるネオ渋谷系の感じに近いと思います(渋谷系って定義が難しくて、今まで言及を意図的に避けてきたんですけど、今回のは爽快感&ふわふわしつつ、凝った展開や編曲が多いくらいの認識で)。ササキトモコさんの曲はNiGHTS、セラニポージはもちろん他に提供された楽曲でもすばらしい仕事をされる方なのですが、好み的にはひなビタがど真ん中で好き。今回はトラック番号でいうと1,2,4を担当されてますね。

まず、『恋とキングコング』が本当にすばらしいです。良い。好みど真ん中で琴線に触れるものに出会うと「良い」以外の語彙を失います。良い。ギター、ベース、シンセ、ドラム、ボーカル日高さんの歌声もコーラスも何もかも含めて音の作り方がすごく好き。コードワークが渋谷系らしく浮遊感あって巧み。chordwikiに記事があるのも良いです。

恋とキングコング (歌:日向美ビタースイーツ♪(山形まり花 (CV:日高里菜)) 作詞・作曲:ササキトモコ) - ChordWiki : コード譜共有サイト

テンションコード、オンコードが多くて浮遊感生み出してますね。そして今気づいたけど構成が結構独特。ワンコーラスでCメロまである。

『neko*neko』はテンポ早いリズムで音ゲーの曲らしい仕掛けが多くて好き。日高さんの声がすごく活かされてるとおもいます。『クラゲファンタジーソーダ』はこの中では随一でセラニポージ感。『ぽかぽかレトロード』はコナミTOMOSUKEさん作曲で、これ系好きな人はどストライクな感じ。にくいコード進行が多くて大好き。リズム感、ストリングスアレンジと、あと日高さんの声?をコーラスで使ってるのがめちゃ良いです。すごく好みで何も言うことないくらいだけど、良いだけに音がもうちょっと生感あってほしかった気もして。楽曲の善し悪しでなくて自分の好み。

 

イムリーに新曲も発表されていい感じです。フルも早く聴きたいです。

ごらトモ じもとっこスイーツ♪

Third Action!

 

Third Action!

Third Action!

 
  1.  真夜中のスカイハイ ★9
  2. Thrilling Dream ★10
  3. 硝子ドール ★8

(自分の好みの目安で意味はそれほどありません)

 

アイカツ!で最も好きなアルバムの一つ。すべてMONACA楽曲で、順に田中さん、石濱さん、帆足さん。アイカツのアルバムは、アイカツ!の曲とMONACAが好きすぎて、「良い」しか書けなくなりそうなので、記事にするのを躊躇します。

アイカツ初期の頃の衝撃がなつかしいです。最初は月曜19時あたりだったと思います。OPの『Signalize!』がとてもちびっこ向けとは思えない尖りすぎた曲。最初のライブ楽曲『Move on now!』が、いわゆるステレオタイプなアイドルの曲とはまるでかけ離れたボサノバ調のハウスミュージック、そしてEDの『カレンダーガール』が好みどストライクのフュージョン系ポップスで…。何気なくつけた女児向けアニメの楽曲が衝撃的すぎました。たぶん主題歌が『アイドル活動!』だったら気に留めなかったと思います(この曲自体は好きですけど)。田中秀和さんは本当に凄いと思います。「まだ音楽を選り好みしない子どもたちだからこそ、いろんなジャンルの曲に触れてほしい」という制作側の意図がすばらしい。最初『Move on now!』のライブシーンを見て、楽曲としてはすばらしいけどちょっとのりにくくない?とか思っちゃったけど、たしかに子どもをばかにしてはいけませんね。思えば『みんなのうた』とかも尖った楽曲が散見されるし。子どもたちじゃないけどいろんな曲に触れたいです。

 

前置きが長くなりすぎてほぼアイカツ!の思い出になってしまった。衝撃が抜け切らない頃に発売されたこのミニアルバム。

『真夜中のスカイハイ』、この曲にかぎらずアイカツ曲はベースのグルーヴ感がすばらしいですね。イントロ、Aメロで掴まれました。Bメロサビのコード進行大好き。間奏のソロが渋い。ファンク調な感じがモー娘。(とくにダンス☆マン楽曲)を連想します。カレンダーガールもそうかな。『Thrilling dream』もかなり尖った曲なのにポップスとして成り立っているのがすごいです。もっというとおじさんみたいな曲なのにアイドル曲として成立してるという奇跡。Bメロの転調がめちゃ好き。アレンジが巧みで演奏もすばらしいです。オフボーカル版も聴き込めます。これまた間奏が相変わらずかっこいい。『硝子ドール』ゴシック感と中二感といったキャラの性格ありつつ、でもいかにも!になってないのが絶妙。Bメロからサビにかけてメロディーもすごい。この曲の間奏は衝撃的通り越して笑った記憶。1分近くある。ギターとキーボードが高速でユニゾンするソロパートがかなり本気。

通して聞くとたった3曲なのにあらゆるジャンルが入り乱れてカオスなアルバムなんですけど、それぞれの楽曲がかなり高いレベルで、まさにこの作品のノンジャンルっぷりを象徴してると思います。

 

New Standard

 

Peppertones 2集 - New Standard(韓国盤)

Peppertones 2集 - New Standard(韓国盤)

 
  1. Now We Go ★7
  2. Balance! ★6
  3. 海岸道路 ★8
  4. 午後の行進曲
  5. We Are Mad about Flumerides
  6. Diamonds
  7. New Hippie Generation ★5
  8. Galaxy Tourist ★7
  9. 不眠症のバス ★6
  10. Drama ★6
  11. 秘密の夜 ★8
  12. Arabian Night
  13. New Standard ★7

(暫定)

 

韓国のグループPeppertonesのアルバム。『第二集』ですって。 iTunesでCD情報取得したら、英語タイトル以外の曲名がハングルで読めなかった。そういうこともあるのか。

影響を受けたアーティストは菅野よう子Cymbalsということで、気になって聴きました。たしかに!とくに後者の影響は色濃く感じます。『秘密の夜』がすごくCymbals的なシンコペーションとコードワーク。『Galaxy Tourist』も好き。韓国といえば、T-SQUAREの『Sunnyside Cruise』がすごく人気が高いらしくて、ポップス観が通ずるものがあるかも。


'Ready, Get Set, Go!' - 페퍼톤스(Peppertones)

 このアルバムには収録されてないけど、この曲きっかけで存在を知りました。菅野よう子Cymbalsの影響がわかりやすくて好き。『プラチナ』感。イントロが日本のポップス的にキャッチーでかっこ良い。Aメロ二個目のコードとか、間奏のベースが#IV→IV→III→♭IIIで下降してく所がそれっぽい。