MONACA作家陣の好きな劇伴

MONACAの作家さんが手がけられた楽曲を、お一人ずつピックアップして紹介する記事を書いてみたいと思います。歌モノをそれぞれ紹介されている記事をよくみるので、今回は劇伴で書いてみます。楽曲解説的なことはあまりなく紹介のみになると思います。劇伴音楽は収録サントラが入手困難であったりするので、自分もすべて網羅できておりません。今回は、自分が所持できている範囲のものになります。いつか全部揃えたい…!

楽曲情報はMONACA音楽まとめwiki さんより。

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『冒険でしょでしょ?』のイントロがめちゃくちゃ好き。


涼宮ハルヒの憂鬱 OP 「冒険でしょでしょ?」

 

冒険でしょでしょ?のイントロがめちゃくちゃ好きです。

しゃらら ぱっぱっぱっぱ の所です。

アニメOP映像はさらにあいまってこのタイミングでタイトルロゴ出てくるんですよね。

完璧すぎる。

コード的には、IM7-IVm7-Vm7 の同主調借用ですね。

以前の記事で『Yeah!めっちゃホリデイ』に言及したときも触れましたが、

同主調コード使いつつキラキラした編曲のイントロ、が好きなのかもしれないです。

他にもあった気がしたから探そう…。

『AIKATSU SCRAPBOOK 02』楽しみ。と雑記

まず、前々回の記事で言及させていただいたおしゃれコードレッスン(仮)さんから、直々に★頂いてました!恐縮です。なぜかコメント欄閉じてた…。ありがとうございます!これからも更新楽しみにしています〜

MONACA音楽について言及されている方のブログは総じて分析力が非常に高い方々が多いですよね…。どの方も楽しく拝見しております。

自分はMONACAに限った話ではなく、これが元ネタかな?みたいな、ルーツを辿っていくような聴き方が好きで、よくやります。モナカの作家さんのインタビュー記事も大体追っているのですが(先日のサウンドデザイナーも!)、各々の音楽的影響が垣間見れて面白いです。

 

サウンド・デザイナー 2017年 09 月号 [雑誌]

サウンド・デザイナー 2017年 09 月号 [雑誌]

 

 さらにこちらの記事で以前の雑誌等で言及されたより詳細な背景、また経歴が紹介されています。

camelletgo.blogspot.jp

この号のリスアニ!はアイカツで各々の作家さんを意識し始めて、すぐ遡って入手しましたね…。

 

さて、そんなアイカツ!の新盤が明日発売で、MONACA田中さん、石濱さんの曲が収録されているという、もうマストバイですよ。

 

スマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』スプリットシングル AIKATSU SCRAPBOOK 02

スマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』スプリットシングル AIKATSU SCRAPBOOK 02

 

www.youtube.com

田中秀和さん作編曲の『アイカツメロディ!』はすでに公開されています。とにかく言いたいことたくさんあるんですけど…まずイントロが『Let's アイカツ!』と全く同じ進行だ〜〜!ってなりましたよね。もうここで泣く。Aメロ、Bメロがコード少ないのにキメが多くて、ちょっと沖井礼二さんっぽいかなと思いました。テンションコードの9thももうひたすらにカッコイイです。サビの「伝えたくて〜」のところにばっちりオーグメントコード使われていてもはやお家芸ですよね!素晴らしい。絶賛。

こだまさおりさん作詞、石濱翔さん作編曲『Jewel Star Friendship☆』もとても楽しみです。

 

雑記。 

ところで先日デレマス5thライブの福岡公演、SSA公演1日目のLVを見てきまして、素晴らしかったです。『Tulip』生で見れた〜感動。SSA1日目の『Kawaii make MY day!』からの『スローライフ・ファンタジー』ていうモナカつなぎも良かった。『Kawaii make MY day!』はフル初披露ですよね。早くCD出ないかな〜。この曲を歌うメローイエローの1人、中野有香さんは下地紫野さんですよ。大空あかりさんなわけです。

以前の石濱さんのこのツイートはこの曲のことかな〜って。完全に憶測なんですけど。

もちろんそれ以外も、福岡公演は『青空リレーション』『パステルピンクな恋』とか、かなり俺得セットリストでしたね…。あ、唯一残念なのは『Hotel Moonside』なかったことかな〜。井上拓さんの楽曲がホントにすごく好きで、いつかまとめて記事書いてみたいですね。たぶん「好き」ばかりになっちゃいますけど。演者さんの声優さんも、他作品含めておなじみの方や、個人的に長くラジオを聴いていた方もいて、生で見ることができて本当によかった〜長くなりそうなので唐突に終わります。

 


【アイカツ!フォトonステージ!!】オリジナル新曲「星空のフロア」プロモーションムービー(フォトカツ!)

 

あと最後にまたアイカツに戻るんですが『星空のフロア』ずっと聴いてます。すばらし〜。作編曲は松井寛さん。東京女子流の方ですね。こっちもチェックしておこう。またアイカツのお陰で見聞を広めてしまった。

『星のカービィ ロボボプラネット』の音楽

キーボードマガジン7月号がゲーム音楽特集でして、ゲーム音楽の作曲家インタビューが多数掲載されていたのですが、中でも『星のカービィ』のHAL研究所石川淳さん、安藤浩和さんの記事がうれしいです。

Keyboard magazine (キーボード マガジン) 2017年7月号 SUMMER (CD付) [雑誌]

Keyboard magazine (キーボード マガジン) 2017年7月号 SUMMER (CD付) [雑誌]

 

 HAL研究所のこのお二人に関しては、こちらの記事で解説されています。

dougin-1809.hatenablog.jp

 

記事にありますとおり、あまりインタビューなどの記事が存在せず(最近はニコニコ生放送に出演されていましたが…!)しかもキーボードマガジンということで経歴や作曲のプロセス等かなり密度の濃い踏み込んだ話まで掲載されていてとても興味深いものでした。

 

近年の作品は安藤さんのちょっと難しいコードを使った曲、またお二方の打ち込みの圧倒的巧さが際立ってますよね。この記事でも打ち込みで作る音楽への想いが語られておりました。打ち込みである以上オーケストラの音色を使ったとしても、オーケストラのシンセである、という考え方など…。従来の常識から外れて、空間が可変するようなアレンジを取り入れてみたりだとか。他にもたとえば、ループする音楽というのが特徴のゲーム音楽で、転調を多用するとうまくループに戻れなくなったりするのを、パズル的に考えて解決する…などけっこう踏み込んだ試行錯誤について語られていてありがたいです。ロボボプラネットはそれに加えて、“打ち込みの音楽でしかできないこと”を心がけているとのことで、


星のカービィ ロボボプラネット BGM「回歴する追憶の数え唄 」15分耐久版

カービィWii以降、「生っぽい音」との融合がすごく顕著な特徴かなと思っていて、カービィらしさのある音楽は幅広いなと、そんななかでここにきてロボボプラネットで聞ける打ち込み!感のある音楽がとても琴線に触れまくりです。

『全力アイドル宣言♥』すばらしい〜


モンストアニメ ダルタニャンのアイドル宣言 ED「全力アイドル宣言♥」

 

お久しぶりの更新となってしまいました。

そんななかでこの曲を聞いてまた記事を書いてみようと思います。もちろんモナカ楽曲の大ファンですので、新曲が出るたび欠かさずチェックしていました。この曲、とにかく良いのです…なぜ良いのか自分なりに解釈してみます。

 

まずこのアニメ『モンソニ! ダルタニャンのアイドル宣言』、脚本はアイカツ加藤陽一さんが担当されており、そして作風も「アイカツ!」です。

そしてこの『全力アイドル宣言♥』です。作詞こだまさおりさん、作編曲モナカ田中秀和さん。自分はこの曲を初めて聴いた時、アニメの映像も相まって即カレンダーガールでした。もうなんか完全にオタクなんですけど、今カレンダーガールを作ったらこうなるのかな…って余計な想像までしてしまうくらい。まず、これが良かった。

楽曲解説…といったことはとてもできませんので、厳密なことは他の方におまかせして、所感なんですけども、まずイントロ〜Aメロのセプテンバー感のあるコード


Earth, Wind & Fire - September

IVM7からIIIm7を経てIIm7、サブドミナントで着地する浮遊感の繰り返し、それで、最終的なVIm7 が折り返しではメジャーのVI7になってるあたりとか…。

メロディのパート分け、ハモリ方もほんとに完璧で、シンコペーションも心地よいです。素晴らしい。あとAメロ終わりの方(かた)の歌声がめっちゃ好きです。

 

Bメロ、このあたり田中さんだ!ってなりました。augコードで一気に掴まれる感じ。モーションの経過音として用いられることが(一般的にも)多い気がするんですけど、強拍で来るとおお!てなりますよね。そしてこのコード全く聴き取れる自信がないです…。IVaug/bIII という感じでしょうか。 IVaugはVIaugと構成音同じなので、VIの裏コードとして見たルートのbIIIでVIaug/bIII が妥当かな…?一見仰々しいコードの解釈は代理、裏といったふうな読み替えをすることで役割を明確にできて、もととなる和音か分析できると面白いかなと思います。正解かどうかは置いといて…。

コード進行は VIaug/bIII IIm7 V7 I Iaug といった感じで、半音の動きを入れつつツーファイブで着地してますね。

それで、サビ前のVaug の中毒性…。サビのコード的にはいつもの王道のカノン進行変化版のような感じで、でもメロディがグンバツに良いですよね。ところで要所で入るVaugが本当好き。隙あらばバンバン、というよりここで欲しい!というところでピンポイントで癖になるところで使われてますよね…本当にすごい…。

 

 

 

これと、モナカ石濱翔さんの『Kawaii make MY day!』もとっても良くて、アイカツの音楽が好きな方が聞いていないわけがないのですが、アイカツの音楽が好きな方におすすめです。
この曲はこちらの記事でとても詳しく解説されています。たいへん勉強になります。

Kawaii make MY day! コード進行解説 - おしゃれコードレッスン(仮)

詳しく見てみると自分が思った以上にモナカ的コードのオンパレードですね…。だいぶaug やハーフディミニッシュ でした。こうしてコードを見ると理論的には難解そうなんですけど、それをまったく意識させずキャッチーに聞かせているのが素晴らしいです。やはり根幹は王道な進行で、要所の意外性ですよね…。

 

なんとも中途半端な、楽理分析というほどでもないし、にしては用語多くて、あとシンプルにボキャ貧というただ読みにくいだけの記事となってしまいましたが、またぼちぼち更新したいと思います。

Colorful Express

 

Peppertones vol.1 - Colorful Express(韓国盤)

Peppertones vol.1 - Colorful Express(韓国盤)

 

 01. Ready, Get Set, Go! (radio edit)  ★
02. Superfantastic ★
03. 세계정복
04. April Funk (june mix)
05. Bike
06. 잠든 도시의 미로
07. Heavy Sun Heavy Moon
08. Colorful
09. High Romance
10. Fake Traveler
11. 남반구
12. Everything is OK
13. High Romance (radio edit)
14. Ready, Get Set, Go! (full version)

Peppertonesのアルバム。1stアルバムになるんですかね。以前も触れました。

New Standard - おこめ日記

 

前述の記事のとおり韓国のグループでありながら日本の菅野よう子Cymbalsなどの影響を色濃く受けたバンドで、とくに『Ready, Get Set, Go!』はこのあたりが垣間見えますね。さわやかなメロディーにコード感のあるリズムのキメが直感的に気持ちがいいです。とくにアルバム全体を通してリズムがベースと相まって非常にいい仕事をしてます。『Superfantastic』『Bike』あたりのセンス…。トラック6〜8はインスト曲で、曲名全然読めませんがトラック6の曲はフュージョンで嬉しい。個人的には全体的にこちらのアルバムのほうが好み。独特なCymbalsのエッセンスを取り入れた楽曲で、かつ自らの独自性のある作風がすでに確立されている気がします。

フォトカツ!EP01

 

スマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』スプリットシングル フォトカツ!EP 01

スマホアプリ『アイカツ!フォトonステージ!!』スプリットシングル フォトカツ!EP 01

 

 (暫定)

  1. 夏色バタフライ 
  2. GLAMOUROUS BLUE ★8
  3. きらめきメッセンジャー 
 
アイカツソーシャルゲームフォトカツ発のスプリットシングル。最新作です。前作の記事はこちら

ナツコレ - おこめ日記

ジャケットがセンスありすぎますね。購入しないとわからないんですが、ちゃんとCDのディスクもレコードになってるんですよ。感心しっぱなし。


【アイカツ!フォトonステージ!!】オリジナル新曲「GLAMOUROUS BLUE」プロモーションムービー

『GLAMOUROUS BLUE』に言及するための記事です。作編曲はMONACA石濱翔さん。アイカツの石濱さんといえば、ブラスアレンジやキラキラした編曲が印象深いので、こういった曲は新鮮でした。楽器の数が少ないぶん一つ一つの丁寧さが際立っていると思います。相変わらずベースのグルーヴ感がかっこいいし、弦楽器のアレンジもすごく丁寧で。演奏の素晴らしさがより引き立ててます。MONACA楽曲はサウンドの生感でだいたい判別できますね。楽曲はBメロの短三度転調とかもうお家芸!って感じです。キーがE♭→G♭→E♭でそういえば『Tulip』と全く同じ調の動きですよね。CDでフルで聞いてみると最後の間奏、Dメロ、落ちBメロ、ラスサビ…の流れでぐっときます。石濱さんのDメロは毎回仕掛けがあってフル版を聴く楽しみのひとつになって嬉しいです。たまに唐突なメロディだなと思う時もあるんですけど。

 

あと個人的に初めて聴いたときRound Tableの『Groovin' Magic』を思い出しました。これも好き。


Groovin' Magic - Round Table feat. Nino

 

石濱さんは昨日ゲーム内で発表されたデレステの新曲も担当されていて、そちらも素晴らしいです。フル早く聴きたい。シンプルなメロディーに凝ったコードワークの妙が持ち味ですよね。ぱっと聴いた感じでもオンコードが多いような印象で。素晴らしい。